安川電機は、産業用ロボット「MOTOMAN(モートマン)」のクラウドを活用した新サービス「MOTOMAN-Cloud(モートマンクラウド)」を19日から開始した。
サービスの第1弾として、ユーザーが使用しているロボットの製品情報閲覧、問い合わせができる「Web製品サポート」と、QRコードを使用し、迅速なトラブル対応に貢献するスマートフォン用アプリケーション「MOTOMAN Touch!」の二つのサービスを提供する。
Web製品サポートは、ユーザーが使用しているロボットをクラウド上で管理して、同社のサービス部門と共有することで、トラブル発生時のスムーズな問題解決につなげる。
従来、使われているロボットの機種や製品仕様、発生したトラブルを示すアラーム番号と診断情報などを、常にクラウド上で簡単に確認できることで、トラブルによって発生するダウンタイムの大幅な削減に貢献する。
MOTOMAN Touch!は、Androidスマートフォン向けアプリケーションで、トラブルの発生時に、ロボット制御盤のQRコードやプログラミングペンダントに表示されるアラーム情報のQRコードを読み込むことで、製品情報やアラーム情報がMOTOMAN-Cloud上に表示され、問い合わせがよりスムーズになる。
サービスの対象製品は、DX200全コントローラ、および2014年3月21日以降にロボット工場から出荷した全コントローラ。
同社では今後、MOTOMAN-Cloudに予防保全や生産情報管理のサービスを順次追加していく。また、順次海外へのサービスも展開する。