SAPジャパン(東京都千代田区麹町1-6-4、TEL03-6737-3000、福田譲社長)は、日本におけるIoTを活用した第4次産業革命を推進する専任組織「IoT/IR4(Internet of things/Fourth Industrial Revolution)」を発足させた。
いま国内ではインダストリー4.0をはじめ、IoTで製造業に新たな競争軸をもたらす活動が活発化。第1次から第3次産業革命が製造業革命だったのに対し、第4次産業革命は製造業と非製造業の境界をなくし、広範囲にインパクトを与えるとされる。
IoTで得られたより深い顧客情報と、ERPでデジタル化された業務プロセスをつなぐことで、企業はユーザーのニーズを高次元で満たし、新たなビジネスが可能になる。企業にとって第4次産業革命に取り組むことが必須となりつつある。
同社はこうした背景をもとに、第4次産業革命と日本企業の競争力強化を推進するために、ユーザーやパートナーと一緒に取り組む専任組織を発足。組織は約50人で構成され、今後さらに増強していく予定。7月に設置した「SAPIndustry 4.0 Co-Innovation Center powered by COIL Tokyo」を強化し、また対象業種も製造業に限らず全業種とすることで、日本企業が第4次産業革命を先んじて制するための支援を行っていくとしている。