ユニアデックス(東京都江東区豊洲1-1-1、TEL03-5546-4900、入部泰社長)とアルプス電気は、アルプス電気が開発するセンサーネットワークモジュールとユニアデックスのICTインテグレーション技術を組み合わせ、共同でIoT分野の新事業領域のビジネス拡大を目指すと発表。両社はオープンイノベーションを推進し、製品やソリューションの開発段階から連携。多岐にわたる要素技術に対し厳しく評価し、製造現場やヘルスケア、スマートシティなどを中心に利活用モデルの検討と検証を実施していく。
アルプス電気は、2013年からIoT事業の強化を推進し、周囲の環境情報や、動作、電流などを検知できる豊富なセンサー類と、Bluetooth Smartなど各種通信モジュール、高密度実装技術を組み合わせ、複数のセンシングと通信を一体で行う「IoT Smart Module」を開発した。その一つである「センサーネットワークモジュール」は、世界最小クラスで、さまざまな場面での活用が期待されている。
ユニアデックスは、これまで培ったICT基盤技術、ネットワーク構築技術を駆使してIoT分野に取り組んでいる。
両社はすでにスマートシティ利活用モデルの一つとして、センサーネットワークモジュールとICT基盤を組み合わせた「個室トイレの利用」に関する実証実験を計画している。今後は、製造業、ヘルスケア分野を中心に、少子高齢化・安全/セキュリティーをキーワードにした利活用モデルを抽出し、16年4月から、センサーネットワークモジュールを活用したユニアデックスのIoTソリューションサービスを順次提供していく予定。