日本工作機械工業会が発表した15年9月分の受注確報によると、受注総額は前年同月の19.1%減となる1097億1500万円。うち内需は同2.6%減の478億8200万円、外需は同28.4%減の618億3300万円と伸び悩んだ。
15年累計では、内需が好調。4537億2600万円と同28.1%増で推移している。自動車と一般機械、電気・精密機械の主要産業が前年を上回り、なかでも自動車は同30.7%増の1574億9400万円となっている。
9月の内需は、自動車が同11.5%増の159億8200万円と拡大したが、一般機械が同7.2%減、電気・精密機械が同31.0%減と大幅にダウンしたのが響いた。
外需では、最大の需要地であるアメリカと中国が大幅にダウン。アメリカが同35.0%減の164億7100万円、中国が同31.0%減の163億円にとどまった。このほかアジアでは、韓国が同2.3%減の32億9100万円、タイが同28.3%減の20億7900万円とダウン傾向。一方で台湾が同3.9%増の22億7800万円、インドが同58.1%増の26億7700万円と伸長した。
ヨーロッパでは、ドイツが同17.1%減の38億8200万円、イギリスが同5.3%増の22億4500万円。ヨーロッパ全体では同7.1%減の121億200万円となった。