B&R スイングアームオペレータ「オートメーションパネル5000システム」披露 独・展示会で発表

オーストリアに本社を置くFA制御機器の大手メーカー、B&R社は、11月24日からドイツで開催される展示会「SPS IPCドライブ・トレード・フェア」で、柔軟性に優れたモジュラータイプの完全密閉型スイングアームオペレータ「オートメーションパネル5000システム」を披露する。

■IP65準拠 取り付け自在
新パネルは、IP65準拠の保護構造を持ち、取り付け方法はつり下げでも架台でも現場で変更可能となっている。

また、パネルの配線はスイングアームの中を通して行え、標準タイプのケーブルのためコストも抑えられる。これによってすべてのエレメントにアクセスでき、インストール済みのパネルでも接続が可能となっている。しかも、「スマートディスプレイリンク
3」の使用で、RJ45コネクターを使ったより簡単な配線ができ、PCとパネル間の距離は最大100メートルまで離すことが可能。

マルチタッチ・ワイドスクリーンとなっているパネルのサイズは、15.6~24インチタイプがあり、HD
Ready、またはフルHDの解像度を選べるほか、縦型21.5インチタイプを品ぞろえしている。

さらに、4対3アスペクト比やアナログ抵抗膜方式タッチスクリーンなども完備。

加えて、スイングアームオペレータには、押しボタン、セレクタ、キー、一体型非常停止押しボタンなどのスイッチを装備でき、統合型RFIDを利用した個別のアクセス管理の権利を、サービスエンジニアからシステムオペレータまで、誰にでも与えることが可能になる。

そのほか、マシンニーズに合わせたキーとスイッチのカスタマイズやアレンジもできる。

なお、同社の日本法人であるB&Rインダストリアルオートメーション(横浜市西区高島1-1-2、TEL045-263-8460、小野雅史社長)は、同製品を12月2日から開催の「システムコントロールフェア(SCF)2015」でも展示する予定となっている。

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