オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、パターンマッチング検査システム「HVS-PMシリーズ」を11月4日から、長距離レーザBGSセンサ「TOF-Lシリーズ」を11月下旬からそれぞれ発売する。
パターンマッチング検査システム「HVS-PMシリーズ」は、高解像度カメラと専用ソフトにより、カラーパターンマッチングを行う画像検査システム。24ビットフルカラー抽出により、形状に違いがなくても、わずかな色の違いを認識し、品種判別ができる。また、ユーザーニーズに応じて、操作・モニタ画面を柔軟にカスタマイズ可能。さらに、最新の位置検出アルゴリズムを採用し、高速・高精度サーチを実現、検査対象物が小さく、ライン速度が高速な電子部品・医薬品業界などに適している。システム販売価格は基本構成で190万円からで、国内で年間200台の販売を目標としている。
長距離レーザBGS(距離設定型)センサ「TOF-Lシリーズ」はTOF(タイムオブフライト)方式のセンサとして世界最小サイズ(2015年9月同社調べ)、体積比で同社従来機種4分の1でありながら、白紙で4.5メートルと長距離検出を実現。
TOF方式は投射したレーザが、対象まで往復するのにかかる時間から距離を計測するため、対象物の表面状態の影響に強く、長距離でも検出精度が落ちにくい。さらに同センサは作業者の目に対して安全なレベルであるクラス1のレーザを採用、スポット光の視認性が高く光軸調整も簡単に行える。長距離検出とコンパクトサイズを実現しながらも汎用(はんよう)的なM3ネジでの取り付けに対応。保護構造もIP67と、水がかかるような悪環境下でも壊れにくい。標準価格は2万5000円で販売目標は国内で年間3000台。