アズビルは、高精度位置計測センサ「K1Gシリーズ」をモーションネットワーク「MECHATROLINK-Ⅲ」へ対応するとともに、測定範囲を拡大したセンサヘッドを追加し、12日から販売を開始した。
K1Gシリーズは、製造装置でのフィルムの蛇行や厚みの計測、電子部品の異品種混入判別などのセンサとして使用されているが、製造工程のさらなる効率化と高度な制御を実現するために、高速で省配線が可能なコントローラと各種コンポーネントを接続するオープンフィールドネットワーク「MECHATROLINK-Ⅲ」に接続可能にした。
これにより、ネットワーク上の各機器と高速かつ同期のとれた制御情報の通信が可能になる。
また、測定範囲が従来の7ミリのタイプに加えて15ミリのタイプのセンサヘッドも加え、品ぞろえを充実した。7ミリでは測定範囲が小さく、拡大のニーズがあった半導体製造用のウエハアライメントやFPD(フラットパネルディスプレイ)製造用のガラス基板ずれ量計測などの用途で、品質向上に貢献する。
なお、同製品は12月2日から開催の「システムコントロールフェア/計測展TOKYO」の同社ブースに展示する。