NECは、IoTソリューションを支えるICTプラットフォーム製品事業の強化として、2016年度中に開発要員を1000人に増強。エッジコンピューティングを中核に、デバイスを含めた統合運用管理やデータ分析など、IoT関連技術に注力する。
製品強化の第1弾として、1ラックあたり572台のサーバを収容でき、大量で多様なデータ分析に最適な高集積サーバ「DX2000」、離れた場所にあるCPUやGPUなどのコンピュータリソースを高速な通信を介して接続する「ExpEther 40G」を発売。スマートデバイスからクラウドを介してデバイスを遠隔利用可能なソフトウエア「Collaboration Assistant」を16年度から発売する。
同社は、自らの考えるIoTの5層モデルにおいて、セキュリティとリアルタイム性を確保し、実世界とサイバー世界をシームレスに接続するシステムを提供するにあたり、以下の5点をICTプラットフォームの強化方針として、製品の開発・拡販を推進する。
無数のデバイスから収集された大量なデータをリアルタイム処理し有効に利活用するための「高速・高精度な分析処理」、負荷の変動に応じて、アプリケーションを最適な層で実行させ、効率的なシステムを実現する「分散協調型処理」、多数のデバイスから収集されたデータを安全かつ効率的に処理する「デバイスの仮想化」、5層全層にわたる「セキュリティ」の確保とデバイスやネットワークを含めた「統合運用管理」となっている。