豆蔵ホールディングスは、事業会社のジェイエムテクノロジー(福岡市博多区下川端町3-1、TEL092-272-4151、佐藤浩二社長)が、製造装置や各種センサーのデータの収集・保管・分析を行う「J+Bridgeプロトコルコンバータ」と「J+Loggerデータサンプリングモジュール」をベースに、マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure(Azure)」の仮想マシン上で稼働する製造データロギングシステム「DLS on Azure IoT」を1日から発売した。
同製品は、各種装置・センサーからの膨大なデータの蓄積、一元管理、解析機能によりデータの可視化が可能。装置状況、故障率などの傾向を把握し、品質改善や生産性の向上を実現、構築・運用コストの削減、システム保守の簡略化、データの地域分散保全など、オンプレミス上に構築されたシステムにおけるもろもろの課題を解決できる。柔軟で拡張性が高く、ディスク容量を容易に変更可能。製造装置や各種センサーからのデータを取得し、Azure上のデータ基板に集約。年単位の膨大なデータを保存・解析。ある特定時間帯における各装置でのパラメータ比較や、あるパラメータが特定の値を超えた時間を表示するなど、取得した装置データを多種多様な方法でデータの可視化ができる。
さらに顧客の製造技術・品質管理のノウハウと、Azureの機械学習サービスを組み合わせることで、各種装置の予防保守や生産予測の高速化、さらなる製造管理、品質管理の業務効率化に貢献。データ解析による問題発見や機械学習による将来予測などもできるようになっている。