日本配電制御システム工業会(JSIA)は11月25日、制御情報・新エネルギー部会の技術セミナーを東京都港区の浜松町東京會舘で開催した。今回のテーマは「産業用ロボット」と「産業用ソーラーシステムのメンテナンス」の2本立てで、満員となる約60人が参加した。
冒頭、田原博部会長があいさつし「IoTとロボットの活躍を受け、今回はテーマにロボットを選んだ。今後、自らがロボットを使う、または使っている顧客とつながりを持ち発展していくための考えるきっかけになって欲しい」と述べた。
セミナーでは三つの講演を実施。経済産業省製造産業局産業機械課ロボット政策室統括係長の伊藤裕明氏が「ロボット革命の実現に向けて」のテーマで、国のロボット新戦略について解説。次いでユニバーサルロボット社の日本総代理店のグリーネプランニング代表のラース・アンダーソン氏が「生産現場へのロボット導入と安全対策」で、最新の協働ロボットを紹介した。
さらに、産業用ソーラーメンテナンス委員会委員長の寺田哲也氏(関西電機工業社長)と同社システム工事課長の油川景洋氏が「産業用ソーラーシステムの課題とJSIAの取り組み」と題し、太陽光発電所の不具合や事故の事例を交えてメンテナンスの重要性を説いた。