横河ソリューションサービス(東京都武蔵野市中町2-9-32、TEL0422-52-9763、奈良寿社長)は、汎用オフィスソフトウエアで製造手順の変更や設定値の登録ができるバッチ管理制御パッケージ「VizBatch(ビズバッチ)」を開発した。
同製品は、Windows
PCと、プラント制御用コントローラを使ってバッチプロセスの管理制御を行うソフトウエアパッケージ。特殊なプログラミングスキルがいらず、Excelなど汎用的なオフィスソフト上で制御に必要な設定値などを登録できる。しかも描画ソフト上で提供するシステム構築環境で、モジュール化された機能を選択し接続して制御機能を構築・変更可能。
またプロセスノウハウを機能モジュール化して再利用も可能。汎用オフィスソフト上で構築した図や表はそのままソフトウエアの仕様書としても使える。ドキュメントからプログラミング言語への変換作業も不要。
そのほかバッチプラントの管理、制御に必要な機能、データベース/解析機能を標準搭載したオールインワンパッケージで、MES機能も包含するため、手作業や手計量などを含む工程にも容易に適用できる。
乳業や油脂、飲料、砂糖、発酵物など食品産業、原薬や中間体、治験薬など薬品産業、ファインケミカル、塗料、インクなど化学産業に最適。製造手順変更や複雑な移送ラインの形成、洗浄工程におけるマルチパス管理や、手作業・手計量を必要とするバッチプラントに適している。