安川シーメンスオートメーション・ドライブ(中村公規社長)は、産業界が直面している「市場投入期間の短縮」「フレキシビリティの増加」「効率の向上」という三つの課題解決のカギを握るビジョン“Industrie4.0”の実現のために、シーメンスが提案するコンセプト“Digital Enterprise”を推進している。
特に、同社は産業分野で消費されるエネルギーの70%を消費するといわれるモータ、ドライブ装置の省エネを得意とし、高効率モータや可変速ドライブなどの製品単体での提案はもちろん、蓄電技術を活用したトータルソリューションでの提案で高い評価を得ている。
たとえばモータや発電機と大容量リチウムイオンバッテリを組み合わせ、回生エネルギーを蓄電、活用するシステムなどは多くの実績がある。
同社は2日から東京ビッグサイトで開催の「システムコントロールフェア2015」に出展。新発売のシーメンス製スーパープレミアム効率(IE4)モータも紹介する。アルミニウム製ハウジングで軽量な「SIMOTICS GP」シリーズや、過酷な環境にも耐える鋳鉄製ハウジングを備えた「SIMOTICS SD」シリーズがあり、いずれも軸高は従来製品と互換性を持ち、機械取り付け部の再設計を不要にしている。