北陽電機は、世界最小サイズ(同社調べ)のセーフティレーザスキャナを新開発。SCF2015に出展する。
新製品は小型ボディでありながら、安全規格タイプ3、機能安全SIL2の基準をクリア。検出角度270度、警告領域20メートル、防護領域5メートルを実現。距離データをEthernetポートから出力することもできる。このため、設定範囲内に人やモノが侵入した際に装置を止めるといった安全対策にはもちろん、距離データを演算し、対象物の移動方向や速度などをデータとして制御に活用できる。
また、業界初のSDカードスロットを搭載。設定データを入れたSDカードを本体に差し込むことで、設定データの書き換えをPCレスで実現、遠隔地にある装置の設定変更などに役立つ。さらに、マスタ/スレーブ機能をもち、4台のセンサーを相互接続して1台をマスタ、残りをスレーブに設定することで、マスタの入出力だけで制御可能。複数の面を防護する際に工数削減ができる。危険箇所の防護はもちろん、ロボットと人との協調作業や、磁気テープに頼らないAGVの自動走行の実現に大きく貢献する。
公式サイト>>> http://www.hokuyo-aut.co.jp/