ルネサスは、SCF2015(西ホール:N-17)で、「自律するM2M」ソリューションの出展を行う。これは、工場の末端(エッジデバイス)がインテリジェント機能を持ち、自律的につながっていくことを意味し、第4次産業革命の到来による製造現場の爆発的なデータ増に対応する。末端でリアルタイムにデータを処理・分析することで、これまで検知できなかった異常も検知して生産に反映、ネットワークの負荷軽減にも貢献する。
「自律するM2M」を支えるのが、同社の「R-INエンジン」。産業用機器に適した「高速タスク処理」と「高速イーサ通信」を実現した技術で、リアルタイム処理性能に優れている。さらに人工知能技術の組み合わせにより、製造現場におけるリアルタイムの異常検知、予兆保全を工場の末端が自律的に行い、稼働率向上、収率向上など生産性を大幅に改善させるという。
同社は、人工知能技術による異常検知のデモや那珂工場で検証した成功事例と共に、工場のビッグデータのセキュリティを担保する偽造防止技術(現在開発中)も紹介する。
公式サイト>>> http://japan.renesas.com/