【寄稿】M2MとCloudの融合がもたらす IoTのビジネスインパクト

■ IoTの構成要素
マイクロソフトは、四つの構成要素でIoTが実現できると考えています。まずは、「モノ」。これはエレベーターや産業ロボットのような比較的大きなモノから、センサーやスマートフォンのような小さな機器までをモノとして捉えています。これらのモノを接続するための「コネクティビティ(接続)」、モノから生成されるデータを安全に保存するための「データストア」、そしてデータ分析行うための「アナリティクス」の四つです。

■IoT導入における経営者の期待
今、日本の経営者たちはIoTに大きな期待を持っています。経営者は、事業目標を達成するためにさまざまな重要業績指標(KPI)を掲げています。

これらのKPIは大きく三つに集約できます。まずは「生産性の向上」、次に「売り上げの最大化」、そして「ビジネスの変革」です。日本の経営者たちはこれらのKPIを実現させるために今、IoTの導入に大きな期待を寄せています。

しかし、現場と経営者をつなげるためには、セキュリティやITリソースの対応が不可欠です。マイクロソフトでは、現場のモノから生成されるデータを安全かつ成長に合わせて柔軟に接続・保存・分析するためのクラウド技術を提供しています。

■マイクロソフトのIoTにおけるビジョン
マイクロソフトでは、Internet of Your Thingsのビジョンとして、お客さまの持っている既存の資産(あなたのモノ)をつなげて、クラウドの力でビジネスの価値を生み出すことを支援しています。お客さまがIoTの導入で必要とする技術を、デバイスからクラウドまでエンドツーエンドで提供できる唯一のベンダーだと自負しております。

デバイス側では、Windows10 IoTがリリースされました。これにより最新の組み込みOSを使って高セキュリティかつ、高パフォーマンスなデバイスのIoT化が実現できます。

また、モノから生成されるデータは安全にクラウドに接続、保存、分析できるよう、マイクロソフトのクラウドサービスMicrosoft
AzureのIoTや分析機能が準備されています。

また、最初の一歩を踏み出しやすくするために、9月29日からAzure IoT Suiteの提供を開始しました。これにより遠隔監視や予兆保全など、構成済みのソリューションを提供することで IoTの導入を加速することが可能になりました。Windows10 IoTと組み合わせて、より親和性の高いIoTを体験することができます。

また、Azure IoT Suiteは、Linux、iOS、Real Time OSなどを搭載するマルチOSにも対応しているため、お客さまの持っている資産をIoT化することが可能になります。

このようにマイクロソフトでは、お客さまの所有する資産(デバイス)を最大限に生かしたIoTの実現をご支援することができるのです。

日本マイクロソフト クラウド&エンタープライズビジネス本部
クラウド&サーバー製品マーケティング
エグゼクティブプロダクトマネージャ
大谷健氏

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