日本能率協会コンサルティング(東京都千代田区一ツ橋1-2-2、TEL03-5219-8050、鈴木亨社長)は、インダストリー4.0、IoTの取り組み実態についてWEBアンケートを実施した。
133社から回答を得て、「インダストリー4.0やIoTといった技術革新に関心があるか?」といった設問に対し、「大変関心がある」が44%、「関心がある」が35%で全体の8割が高い関心を持っている。特に電気機器や輸送用機器などグローバル市場で競争している業界での関心度が高かった。IoTに対するビジネスチャンスの可能性と危機管理に対しては73%が経営に対して脅威と感じ、危機意識を持っている。
実際の取り組みに関しては、「本格的に取り組んでいる」「取り組み始めている」が合計で38%。「取り組む予定」が34%で7割を超え、前向きな取り組みが目立っている。
取り組む上での課題としては、「経営効果を明らかにできない」が39%でトップ。次いで「体制が構築できていない」が30%、「何をやっていいか分からない」が20%となった。
同社はこうした結果を受け、IoT技術を活用したコンサルティングサービスと、生産性常時監視型経営診断サービスの提供を開始している。