セーフティアセッサ協議会(SA協議会、会長=向殿政男明治大学名誉教授)は、今年度の「向殿安全賞」受賞者として団体2社と個人6人を決定した。
同賞は、ものづくりの安全分野で功労・功績のあった個人、団体を表彰する制度で今年創設した。日本のものづくり産業の安全とその進歩・普及に尽力してきた向殿政男明治大学名誉教授の業績と精神に鑑みて設けられた。
授賞式は、2日にシステムコントロールフェアの会場で行われ、向殿氏から賞状と記念品がそれぞれに手渡された。
受賞者は次の通り。
【団体(企業)の部】
▽功績賞=旭硝子「重厚長大型ものづくり企業における機械安全のグローバル推進」
▽奨励賞=アルバック生産技術センター品証部製品安全品質保証課「リスクアセスメントによる半導体・液晶・自動車関連製造装置の安全化への取り組み」
【個人の部】
▽功労賞=蓬原弘一長岡技術科学大学名誉教授「機械安全技術の確立と普及」、同=杉本旭明治大学理工学部教授「安全確認型システム技術によるものづくり産業の安全化の推進」、同=古澤登安全と人づくりサポート代表「安全活動を通じた人づくり・企業体質強化の推進」、同=アルフレート・ノイドルファ博士・長岡技術科学大学機械系大学院元非常勤講師「日本の機械安全黎明期における機械安全技術普及と人材育成」
▽功績賞=橘良彦T-RAST研究所「機械安全を含む安全管理の推進と教育への尽力」、水野恒夫Safety Craft代表「機械安全の教育・人材育成とリスクアセスメントの普及活動」