日東工業は、制御盤の収納キャビネットなどの側面に取り付けて使用する電子クーラ「ペルクール 小型高効率タイプ」を発売した。
制御機器の小型、高密度化によりキャビネット内の熱問題が増大している。同社では今回の電子クーラで、ノンフロン、省電力化を実現、キャビネットの熱対策と環境負荷低減を提案することにした。
最適設計により、業界トップクラスの高効率化を実現、消費電力はペルクールの従来機種に比べて、「PCA-20KA」タイプで約66%減の132Wとなっている。
また、エネルギー効率を表すCOP(成績係数=冷却能力/消費電力)は、一般的な電子クーラに比べて約3倍の1.35以上を実現。
さらにコンパクト設計により、業界トップクラスの省スペース化を実現、従来は取り付けができなかったキャビネット側面や小型制御盤への取り付けが可能となった。
その他、①高信頼性の電子冷却素子(ペルチェ素子)を採用②省ドレンタイプ③キャビネット内温度を最適に管理可能④運転、警報が一目で判別できるLEDランプ表示付き⑤防じん性能IP5Xを実現-などの特徴がある。
冷却能力が50、100、200Wの3タイプがあり、標準価格は11万8000~5万3000円。オプションとしてフィルターも用意している。
小型インバータ盤、工場内制御盤、ネットワーク機器の収納キャビネット、情報通信機器(伝送装置・サーバなど)の冷却に使用できる。