東芝ITコントロールシステム(東京都新宿区西新宿6-24-1、TEL03-4574-6888、橋本隆社長)は高分解能・高解像度のラミノCT(斜めCT)機能搭載のX線ナノフォーカス透視検査システム「TXLamino(ティーエックスラミノ)」を2016年1月13日に発売する。価格は6000万円。年間で50台の販売を計画。
新製品は、多方向透視のハイグレードモデル機種で、傾斜・回転型高機能ラミノCT機能を搭載しており、電子デバイス分野(スマートフォン・自動車・医療・航空など)の高密度実装基板、金属板の接合面、FRP(繊維強化樹脂)、シートの検査・解析用などに使用する。
主な特徴として、高繊細イメージインテンシファイアを採用するとともに、4Mピクセルカメラの搭載と4Kモニタの採用で、高機能、高解像度の検査を実現。
また、傾斜・回転時の視野中心自動追従機能や操作性の向上なども図っている。オプションで直交CTも可能。
高密度基板が急成長しているなかで、X線非破壊検査(RT分野)のX線源も、マイクロフォーカスからナノフォーカスへと要求ニーズが高まっていることに対応したもの。16年1月13日から開催の「エレクトロテストジャパン」に出品する。