PA(プロセスオートメーション)の通信ネットワークの標準化に取り組んでいるフィールドコムグループは、「第1回年次会員総会」を東京で2日開催し、今後センサやアクチュエータレベルまで標準化したオープンネットワークに取り組むことを確認した。
同グループは、HARTとFOUNDATIONフィールドバスの二つの団体が今年1月に統合して発足した。現在、PA関連のメーカー、エンドユーザー、大学・研究機関など350以上が参加している。
両団体が統合したことで、今後は、FDI(フィールド機器情報統合技術)として移行していく。また、新たな共通技術としてIDE(統合開発環境)を開発し提供していく。ここではセンサやアクチュエータレベルのインテリジェント化が進んでいることに対応して、すべてはオープンでつながることを目指し、来年以降活動する。確実に接続できるかの認証テストをどこの国でも行えるような体制も整備していく予定。
東京ビッグサイトで4日まで開催された「計測展2015TOKYO」に23社が出展し、対応製品をアピールした。