安川電機は、高速で高精度の小型ロボット「MOTOMAN-GPシリーズ」と、各種グローバル規格に対応し、統一サイズのロボットコントローラ「YRC1000」を開発。
MOTOMAN-GPシリーズは、従来の最高速度制限を撤廃し、ロボットで出し得る最高速度での動作を実現。
新たな軌跡制御を採用し、従来品に比べて誤差を80%低減。アームをスリム化して周辺機器との干渉を減らし、動作範囲は業界トップクラス。アーム形状も粉塵や液体の堆積が少ない耐環境デザインとなっている。給電ケーブルは1本でセットアップ時間を短縮。断線時にはペンダントに異常箇所を表示するなどメンテナンス性にも優れている。
可搬質量7キロ、8キロ、12キロの3機種をラインアップし、2016年6月に製品化する予定。用途は、自動車や機械関連部品、携帯電話、パソコン関連、家電機器などの組み立て、搬送、研磨を想定している。
また、ロボットコントローラ「YRC1000」は、世界の各地域で異なる電圧や安全規格、要求仕様に対応しながらグローバルの統一サイズを実現。ロボットのパフォーマンスを最大限引き出せるようになっている。