ライフロボティクス(東京都江東区富岡2-9-11、TEL03-6458-8258、尹祐根CEO&CTO)は、ピッキング用の協働ロボット「CORO(koro)」を来年1月から発売する。
同製品は、独自の「トランスパンダーテクノロジー」によって肘回転関節がない6軸多関節ロボット。安全柵のいらない協働ロボットで、人と並んで作業が可能。伸び縮みして手先が移動し、アーム全体のシンプルな動作が特徴。動作に意外性がなく、協働する人の危険予測を容易にし、導入に対する心理的ハードルを下げている。
簡単ティーチングで、一般の作業者でもティーチングが実施可能。人と同程度の専有面積で動くので、狭小空間にも導入できる。女性や高齢の作業員にも安全で、理解しやすいロボット動作となっている。
用途は化粧品や物流、食品業界などのピッキングを主とし、自動車や電機業界も視野に入れている。
同社は、東北大学や産総研でロボットアームの研究を続けてきた尹氏が2007年に創業したロボットメーカー。人の近くで動作し、人の支援や協働作業をする小型ロボットを「コ・ロボット」とし、協働ロボットの普及を目指している。