富士電機は、ベトナムの有力エンジニアリング会社CAC Joint Stock Companyの株式の65%を譲り受ける契約を締結した。
ベトナムのほか、ミャンマー、カンボジアにもプラントエンジニアリングの実績を有するCACを買収し、エンジニアリング機能の強化を図る。発電プラントの保守・メンテナンスサービス拠点としての活用も目指す。
具体的には、CACのエンジニアリング力を活用し、パワエレ機器(インバータ、回転機、UPS)、計測制御機器(DCS、PLC、分析計、流量計、温調計、発信器)、変電機器(GIS、スイッチギア、変圧器)などを組み合わせた産業プラント・システム商談を拡大。CACの商流を活用し、セメント、食品、石油ガス、鉄鋼、化学分野などで、受配電システム、生産ライン設備、プロセス制御システムなどの取り込みを目指す。