オプテックス・エフエー センシングリング照明を2シリーズ開発 2.5倍の高輝度実現

オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、画像センサー用LED照明2シリーズを開発、2016年1月にかけて順次発売する。

センシングリング照明(温度保護回路内蔵)「OPR-SFシリーズ」はφ32、φ55の2サイズを12月1日に、φ70、φ85サイズを16年1月に発売。同シリーズは、点灯制御専用とすることで従来比2.5倍の高輝度発光を実現したリング照明。従来は高輝度で連続点灯させると照明内部が高温になってしまうため、連続点灯時の明るさには制限があったが、同シリーズは、連続点灯10秒以内の点灯制御専用とすることで、高輝度で発光しても照明の温度上昇を抑えることに成功。また、誤って連続点灯状態で使用した場合でも、照明内部が高温(80℃以上)になると自動消灯する温度保護回路を内蔵した。

さらに、独自のセンシング機能「FALUXsensing」により、輝度をモニタリングすることができ、輝度管理の負担を軽減。光源色は白色、標準価格は3万4000円(φ32サイズ)から。国内販売目標は年間2000台で、組み立て工程でのハンドリング、検査などの用途を見込んでいる。

センシング同軸照明「OPXシリーズ」の35、50の2サイズ(白色)は12月1日、75、100の2サイズ(白色)および光源色の青・赤色の全サイズは16年1月に発売予定。同シリーズは、プリズムシートの搭載によりLC(ライトコントロール)フィルム装着時相当の狭指向角(半値角プラスマイナス17度)照射が可能な面光源を採用。光を前面に集光することで従来比2.5倍の高輝度かつ指向性の高い照射が可能。また、発光面均一度が高いSMD型LEDの採用とLED配列の最適化により高均一な照射を実現。特に均一性が必要となる微細なキズ、打痕検出などの用途に適している。「FALUXsensing」も搭載。明るさを自動管理でき、最大輝度を5万時間にわたり一定に保つことができる。

標準価格は7万円から。国内販売目標は年間1000台で、リードフレームの概観検査などの用途を見込んでいる。

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