三菱電機は、FAシステム事業と産業メカトロニクス事業の中核拠点である名古屋製作所の構内にFA機器の新たな開発・設計棟「第二FA開発センター」を、近隣の大幸地区にあるアフターサービス拠点に新棟を建設する。
第二FA開発センターは、約100億円をかけて、地上7階建て、延べ床面積3万1000平方メートルの開発設計棟を整備する。次世代のものづくりを実現する統合ソリューション「e-F@ctory」の開発・設計環境を整備し、シーケンサや表示器、サーボ、インバーターなどFA機器の製品力を強化。
さらにユーザーとの共同開発ルームを備え、パートナー製品も含めた相互の連携強化を図る。2017年6月から順次稼働する予定。
大幸地区の新棟は、産業メカトロニクス事業のグローバル市場でのアフターサービスの中核拠点として今年10月から順次稼働していく。
地上4階建て、延べ床面積2800平方メートルに、数値制御装置(NC)・レーザー加工機・放電加工機の保守・修理、研修ルーム、リモートサービス用モニタールームなどを備える。投資額は約9億円。