富士通は、GEが提供するネットワーク型資産管理ソリューション「Smallworld」について、日本国内での販売を開始する。同ソリューションは、電気・ガス・水道・通信などのユーティリティ分野において、地図情報だけを提供する一般的なGISとは異なり、業種ごとに最適化された資産管理機能を含んだパッケージソフトウエア・ソリューション。すでに1300社以上の導入実績がある。
電力事業の送配電設備や、ガス事業の導管設備、通信事業の通信設備など、業種によって管理対象となる設備は異なり、それぞれのアプリケーションが必要となる。同ソリューションは、業種固有の設備資産に最適化されたアプリケーションをパッケージ化し、専用のアプリケーションの開発がいらず、システムの導入・運用にかかる時間、および費用を大幅に削減できる。
また、さまざまな設備をあらかじめ定義したオブジェクトとしてモデル化し、稼働状況や相互の接続関係を認識。さらにGoogleMapsなど地図データを活用し、管理対象となる資産の数が膨大なシステムでも処理速度が低下することなく利用できる。
さらに、さまざまな外部データベースやデータファイルと連携し、仮想的に一つのデータベースとして使えるバーチャル・データベース機能があり、管理対象の設備の保全・運転管理システムや、資材会計システムなどの周辺システムとの連携では、大きな労力とコストをかけずに既存のシステムと連携できる。