CKDは、屋外の厳しい環境でも安心して使用できる空圧・流体制御機器「屋外向け商品Wシリーズ」を発売した。
同社では、屋外向け商品として、電磁弁、フィルター、レギュレータなどを発売しており、プラント業界など紫外線、雨、風などの影響を受ける屋外の過酷な環境で使用され、好評を博している。今回は新たにF.R.Sシリーズ、電磁弁など8機種を追加、システムとして販売を開始した。
塩水漬け、乾燥、湿潤を繰り返す複合サイクル試験(JISH8502:1999)を960時間クリア、オゾンの環境下に一定時間置いた後、動作確認するオゾン曝露試験(JISD0205:1987)を400時間クリア、屋外使用における耐候性を保証している。
F.R.Sシリーズは、樹脂部品を金属素材に変更し、電磁弁4Fシリーズは、防水用のシール剤を塗布することで水やちりなどの侵入を完全防止、屋外使用での耐候性を向上させた。また、屋外での使用を保証した商品であることを表す「Weather Proofマーク」を付加。ステンレス製ねじの採用により、屋外で使用してもさびにくく消耗部品の交換時に分解が容易。
ルブリケータ、F.Rユニット、汎用圧力計、スピードコントローラ、サイレンサ金属ボディタイプ、多種流体用電磁弁、エア作動ボール弁、蒸気用エア作動ボール弁の8機種を用意している。
標準価格は3500~17万5000円(税抜き)。化学・石油・焼却などの屋外プラント、一般工場の屋外設備向けに、初年度1000万円、3年後に6000万円の販売を予定。