横河ソリューションサービス(東京都武蔵野市中町2-9-32、TEL0422-52-9576、奈良寿社長)は、出張修理・定期点検・引き取り修理といったアフターサービス業務から、販売・購買・在庫の管理に至る業務までを一貫してサポートするアフターサービス基幹業務パッケージ「Serv Air(サーブエアー)」を、29日から販売開始する。
販売価格は、100ユーザーまでで450万円から。2016年度5億円、18年度10億円の販売を計画。
新パッケージソフトは、サービス要請コールや点検時期に応じ、必要な資源(人・修理機器・部品など)を確保し、的確なスケジューリングにより修理・点検業務を遂行できる。
依頼ユーザーに対するサービスレベルが飛躍的に向上することはもとより、修理内容を蓄積・分析することで製品品質の向上にもつなげることが可能。
システム基盤に標準技術であるJavaEEを用いたオープンで最新のテクノロジーを適用したコンポーネント型アーキテクチャを採用し、環境変化への速やかな対応が可能なため、長期間にわたり、システムを継続して利用できる。
また、モバイル端末からもアクセスできる。
さらに、パッケージの提供は、モジュール方式を採用しており、ユーザーのアフターサービスの種類やニーズに合ったモジュールを選択して導入できる。
モジュールは、サービス系モジュールと基幹系モジュールで構成されており、サービス系モジュールとして「フィールドサービス(出張修理)」「メンテナンスサービス(定期点検)」「センドバックサービス(引き取り修理)」の3種類のアフターサービス業務向けモジュールを提供。
さらに、基幹系モジュールとして「販売管理」「購買管理」「在庫管理」の3種類の業務向けのモジュールがあり、これらのモジュールをサービス系モジュールと組み合わせることで、サービス部品の在庫管理をはじめサービス業務に伴う収益なども含めた業務全体の管理が可能になる。
主な対象市場は、機械、電気機器、精密機器、輸送機器、医療機器といった製造業から、卸売り、小売り、サービスといった非製造業まで、業界を問わず、納入品または事業用設備などに対して、点検・保守・保全といったアフターサービス業務が必要となる分野。