このような環境の中で、当社は中期計画の「安心・安全ソリューション」「生産空間での次世代ソリューション」「エネルギーマネジメントソリューション」の三つの成長領域で商品力を強化し、施策を推進してきた。特にIIoTをはじめとした第4次産業革命への対応として、先月の計測展・SCFには「計測と制御はネットワークで次のステージへ」をテーマに出展した。FA分野では、シームレスにつながりCPSの目となる高機能センシング技術を活用した、「高精度位置計測センサ」「微小液体流量センサ」「サーモグラフィ画像応用検査システム」などのネットワーク対応センサや、PID制御だけでなくループの健全性を診断・管理可能な「次世代調節計」、プロセス管理と各種IIoTソリューションとの融合を実現する「プロセス統合管理コントローラ」などを展示。PA分野では、工場・プラントのさらなる生産性と保安力向上を支援するソリューションとして、高機能センサ搭載ネットワーク対応の「スマートバルブポジショナ」や「スマート型差圧・圧力発信器」、収集されたビッグデータを解析・管理する「バルブ診断システム」「現場機器管理システム」「異常予兆検知システム」「未来変動予測システム」などを展示した。
今年は1906年の創業以来、YAMATAKEとして100年、azbilとして10年、合わせて110周年という節目の年を迎えるが、「人と技術の協創により社会に貢献する」という創業者の思いを大切により一層の価値創造を進めていく。