昨年12月のSCFに初出展したが、いま話題のインダストリー4.0(I4.0)が注目されたことで、当社の提案している「Scalabilty+」のコンセプトによる産業用PCが、スマートマシン、スマートファクトリー実現に向けて最適であるという考え方への理解が深まったのではないかと感じている。
ユーザーが新しい機械・システムの開発時に、当社が提案しているオートメーション・ソフトウエア「mapp technology」を使うと、開発期間を平均67%削減できる。事前に使いやすく設定されたブロックを使うことで、作業を簡単にし、ユーザーはこれを機械やシステムに組み込む作業に集中できることになる。
さらに、「mapp view」を使うことで、機械・システムのエンジニアリングもウェブ上から直接アクセスが可能になる。mappの技術は、開発とメンテナンスの二つのコスト削減に大きく貢献する。
I4.0は、どこからでもアクセスしてデータを取れるのがコンセプトであるが、スマートフォンなどを使ってウェブ上から操作することで、オートメーションとITの融合が進むことになる。
ウェブはオープンな環境でつながり、制約なく使い続けることが可能である。当社は今後も、ユーザーのために革新的なものをどこよりも早く開発し提供していく。現在、OPC
UAのオープンプロトコルの共同作業に参画し「POWERLINK」などの普及にも取り組んでいる。産業用PCでは、今年も長期間の安定供給とオープンな環境で使えるコンセプトを地道にアピールしていきたい。