第46期となる16年11月期は、前期比5%増の売り上げ計画でスタートしている。今期は今年夏ごろまではこの好調さで推移すると見ており、引き続き営業面の攻勢をかける。
リニアエンコーダでは、機能を高めながらコストパフォーマンスの良い新製品の開発を終えており、今期の売り上げにつなげる。また、モータスポーツ向けの変位センサの開発も進めている。振動、衝撃、温度などで厳しい耐性と信頼性が求められるが、技術力のアピールにもつながる。
さらに傾斜計も、MEMS技術応用タイプや、高機能タイプが完成しており、これにオリジナルタイプを今期中に開発し、ラインアップを強化していく。加えて、社会インフラ設備の監視用で新機軸のセンサなどが必要とされている。すでに大学などと連携を強めながら開発を進めつつあり成果に期待している。インダストリー4.0などの新しいトレンドの中で、当社のセンサ技術はますます活用されることになってくる。それを確実にキャッチアップできるように営業や生産などの人員を増員しており、万全な体制で取り組みたい。