好調の要因のひとつとして、営業手法の共有が挙げられる。これは個々の営業マンの力量で採用いただくのではなく、顧客に喜んでいただいた事例や、導入いただいたアプリケーションなど「成功例」を全員で共有し、水平展開を図るもので、顧客にとっても新しい情報が得られるため非常に喜んでいただいており、継続して取り組んでいきたい。
今春は新製品も投入する。ハイブリッド調節計「SRP30シリーズ」はプログラム調節計とデジタル調節計のハイブリッドで、汎用用途から高度なプロセス制御まで1台で対応が可能だ。
難しいといわれる赤色LCD表示にこだわり、視認性と表現力を大幅に向上している。モジュールタイプの調節器も開発中だ。従来当社が手がけていなかった製品でもあり、新しい顧客、新しい市場を開拓できるものと考えている。電力調整器もサイズダウンを徹底し、業界最小クラスの製品も開発。6アームタイプの製品も投入するなど、提案の幅を広げていく。これらの新製品が増えることで、セットでの提案も活発になることを期待している。
新製品のメリットを訴求することはもちろん、当社では、安定した品質で製品を提供するため、すべての製品に対し、認定を受けた検査者が規定の検査を実施している。
この全品検査による高い信頼性を武器に、各営業拠点の地場の有力企業に対してしっかりフォローを行い、機器選定から、導入後のアフターフォロー、顧客に合わせた製品のカスタマイズまで、営業対応・技術対応を含めた柔軟性を活かして提案活動を行い、顧客の要望に応えていきたい。