高木商会 「原点に返った営業展開を」 中山広幸代表取締役社長

高木商会 中山 広幸代表取締役社長
高木商会 中山 広幸代表取締役社長
2016年3月期の売り上げは、上期が好調であったが、下期は厳しい状況で推移しており、残りの約2カ月間で前期実績を超えられるように追い込みを行っている。半導体や工作機械関連、それに社会インフラ全般の停滞の影響が大きい。

立花エレテックのグループ会社として、15年度~20年度までの6カ年の中長期経営計画「C.C.J.2200」達成に向けて、ここ2、3年は人材獲得や教育など、人への投資に重点を置き、ソリューション営業力や商品技術力の強化を進めている。

昨年4月から営業社員のデジタル評価に向けて、「営業の基本」「営業力」「注力7商品の知識」の3点で数値化。内勤者の数値評価と合わせて、全社員の基礎能力を高め、課題解決できる商社を目指していく。

昨年10月からホームページを大幅に刷新した。

今までFA機器などの製品検索サイト的な内容であったのを、当社が扱う製品中心の掲載にすることで、日頃の営業活動にリンクさせた情報内容として利用できるようにしている。

また、顧客の管理方法も、立花エレテックとの連携を取りながら、お客さんの誰が、いつ、何をやろうとしているのか、といった現場情報をデータ化し、さらに顧客の担当者の所属や権限などを階層別に情報を共有するなど、当社の原点に返ったお客さま目線の営業を強めている。

今年も制御、電子、IPC(産業コンピュータ)に加え、モータや位置決め、空圧などの駆動系の販売にも注力し、盛り上がりを見せているIoTソリューション関連市場にアプローチしていく。

なお、3カ所に分かれていた物流センターを2月15日から、埼玉県川口市に集約・移管を予定しており、さらにサービスの向上を図る。

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