昨年は「新規顧客獲得」「カテゴリー・取扱商品」「大企業向け購買プラットフォーム」「海外事業」の四つの拡大を行い、2015年12月期売上高は575億円(前年度比+28%)を予想、ビジネス基盤の拡大とユーザー利便性向上に取り組んだ結果が実を結んだと考えている。
具体的にはビッグデータを活用したリスティング広告や検索エンジン最適化、テレビCMの放映といった施策を積極的に展開。サービス強化においては、国内最大級を誇る「間接資材総合カタログ」を年2回発刊し、新規顧客35万件、累計登録顧客数174万口座を達成。取扱商品点数は900万点、尼崎物流センターの在庫点数は期初の20万点から26万点(15年12月時点)へ拡大した。大企業向け購買改革ソリューション提供事業も40社増の210社に拡大、当社独自の購買プラットフォーム「モノタロウ One Source」を5社に導入、事業全体の売り上げは前年比180%を達成した。
海外事業では13年に設立した韓国子会社「NAVI MRO」および東南アジア向け輸出事業の売り上げが前年比約200%を達成。親会社であるグレンジャー社との連携による米国・欧州でのEコマース事業も順調に進捗・拡大している。
今年は取扱商品数1000万点、在庫点数30万点へ拡大する予定で、一層の出荷能力と在庫点数の増強に向け、17年3月開設を目指し、茨城物流センターを今春に着工する。
さらに、大企業ユーザーの購買業務の効率化・見える化による業務コストのカットに向け、「モノタロウ One Source」を中心とした購買改革ソリューションを積極的に推進する、間接資材購買におけるデファクトスタンダードとして、18年の売上高1000億円を目指す。