2015年における、日本でのアマゾンの成長率は第2Qに加速し、同年第2Qにおけるインターナショナルセグメントの収益成長率(為替の影響を除いて22%)の約半分を日本が占めた。
日本におけるBtoB事業は、15年第2Qに「産業・研究開発用品ストア」をオープンし、本格的にスタート。以前から、作業用消耗品(マスク、軍手など)や運搬・包装用品(台車・緩衝材など)の取り扱いはあったものの、間接資材に対するニーズが年々高まっていることから、本ストアでは新たに、研究開発用品、ねじ・ボルト・ナット、エレクトロニクス部品、衛生用品などを取りそろえている。当初170万点だった商品ラインアップは、昨年末で230万点以上と堅調に増加。このストアで扱う商品・サービスを通じて、個人のお客さまのほか、製造業に従事している町工場や中小企業、学校、研究機関といった多様な法人のお客さまのニーズにも応えていきたい。
アマゾンのビジョン(「地球上で最もお客さまを大切にする企業であること」「地球上で最も豊富な品ぞろえ」)の実現のため、引き続き“品ぞろえ”“利便性”“価値・価格”の強化を通じ、多様な顧客ニーズに応えるとともに、顧客満足度を高めていきたい。
特に製造業のお客さまには商品・サービスをご注文いただくだけではなく、アマゾンをビジネスプラットフォームとして利用いただきたい。出品いただいている日本国内における販売事業者数は、15年12月末現在で個人・法人を合わせ約18万3000で、毎月およそ1000社のペースで増加している。アマゾンの集客力、配送サービス、ECプラットフォームとしての利便性の高さを活用いただくことで、新規顧客の獲得や販路拡大の機会にもつながると確信している。