浜田電機 「新市場開拓へ顧客と連動」 浜田健太郎代表取締役社長

2016年3月期の業績は、前年同期比微増で推移している。リーマンショック以降、粗利率が下がってきていたことから、ここ数年収益性向上への取り組みを強めており、13年以降は年々改善されてきている。

現在、FA機器と、PCや監視カメラなどの情報機器を売り上げの二つの柱にして展開している。FA機器では、ロボット関係や3Dプリンタなど新市場での需要に期待している。FA市場では、日頃取引しているお客さまの新製品開発の段階で、素材や技術、ノウハウなどを探す協力をすることで、その開発品が販売され、売れるようになってくると部品販売につながってくることになる。こうしたお客さまとのつながりを持つためには、当社が何を提供できるかを日頃からしっかりと勉強しておく必要がある。

当社では情報機器を中心に、ネット販売にも注力していることから、ネットで地方のお客さまから引き合いをいただくことも多くなっている。地方のお客さまの中には地元で製品がそろわないことや、使い方がわからず説明を聞くために連絡してくる方も多い。こうしたニーズは情報機器だけでなくFA機器でも結構あると思われ、今後はFA機器のネット販売も拡充していきたい。同時に、東京・秋葉原での同業者間による共同物流など、秋葉原のネットワークを生かした取り組みも強めたい。

インダストリー4.0といった言葉で代表される、工場でのIoTの活用が今後ますます進むことが予想される。特に中小企業ではIoTによるデータを利用したスマート工場やコンパクトラインを目指した取り組みが進むことで、設備投資が増えることを期待している。お客さまとの連動をマッチングしながら、来期は2桁の売り上げ増を目指していく。

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