PV(ソーラー)関係も前期ほどではないものの堅調に拡大している。PVは部品としての販売のため、メガソーラー減少の影響をあまり受けることなく需要が継続している。今後は家庭やビル用のPV向けに販売を見込んでいる。また、工作機械向けの電流センサや端子台、それに日本市場向けに開発したインターフェース用モジュールなども売り上げが伸びている。
16年12月期も2桁の売り上げ増を目指している。今期は中小企業向けの設備投資減税の効果も期待できる。今年は、リモートI/O、変換器、リレーなどの販売に特に注力していく。インダストリー4.0のトレンドはオートメーション製品の販売の追い風になるものと見ている。
さらに、このところ普及に向けて力を入れているビルや工場の「DALI照明システム」導入に向けての刈り取りも進めていく。DALI照明は、昨年移転した仙台営業所内にもデモルームを設けたほか、兵庫工場でも昨年夏から導入して、実際の稼働状態での省エネ効果を視察してもらえるようになっている。
今年から来年にかけて端子台、コネクタ、オートメーション機器で新しいコンセプトの大型新製品の開発を進めている。今までにない革新的なものとして大いに期待している。さらに、昨年販売を開始し好評のワンタッチコネクター「WFRシリーズ」や、サーキットブレーカーも今年から本格的に拡販に注力していく。