内需も一部で生産の国内回復が見られるほか、省エネ化の推進や大都市を中心に再開発や社会インフラの整備などの取り組みが活発化しつつある。
当社の売り上げも上期は低調に推移していたが、9月以降の下期から電力、鉄道関係を中心に動きが見られ、上昇基調になってきている。2016年2月期は、前年度並みの売り上げを確保できるように、残り2カ月に追い込みをかけていきたいと思う。
今年は、昨年よりは良い景気になると見ている。関東地区の都市改造に向けた投資が今後各方面で出てくるほか、20年のオリンピック関連でインフラ整備は人手不足もあり、遅れている面もあるが、これから本格化してくる。
今年は、世の中が大きく変わってきている中で、当社もその変化に挑戦する年にしていきたい。「新しい製品、新しい技術、新しい市場」に果敢にチャレンジしながら技術力を高めるとともに、売り上げ・利益の増加につながる取り組みを強めていきたい。
昨年、省配線ターミナルに新製品を追加した。売り上げにつながるのはこれからであるが、来期以降に期待している。
また、LED関連製品も当社が業界に先駆けて取り組んできただけに、さらに付加価値が高められるような技術開発と拡販に注力していく。
営業面も代理店販売を基本に、製品・技術の特徴がさらに理解・浸透するよう取り組みたい。
生産では、茨城工場の内製化率を高めるための取り組みを進めることで、タイムリーな製品供給と付加価値の高いものづくりで利益率の向上を図っていく計画である。