2015年12月期の業績は現在集計中であるが、売り上げが前期比108%、営業利益は110%ぐらいになりそうで、増収増益で終わることができた。
8年前から取り組んでいる、INPAQ社のアンテナの販売もここにきて売り上げ面だけでなく、利益面にも貢献するようになってきている。ワイヤレスの市場は着実に拡大しており、まだまだニーズが高まることが見込まれる一方で、アンテナ市場は再編の時に来ており、当社にとって売り上げ拡大のチャンスである。INPAQ社との連携も軌道に乗ってきたことから、今年5月頃にはかねて検討してきた両社の合弁会社を設立して、さらに販売に弾みをつける計画である。
電源もモジュール化対応やLED照明用などで取り組みを強化し、売り上げの柱にしていく。
今期も10%の売り上げ増と粗利率の向上を目指して取り組むが、社内スローガンとして「用意周到」と「自利自他」を掲げている。「用意周到」は、仕事の結果を出すにはしっかりした準備が重要で、特に営業はお客さんとのコミュニケーションや情報収集で戦いに備えた行動することを求めている。また、「自利自他」は、お客さんとの取引では、当社もお客さんもお互いに利益を取れるようにしていくことが重要で、一方通行の利益では長続きしない。そのためには価格だけでなく、お客さんに良かったと思われるようなサービスを重視した取り組みを強めることを心がけようとしている。
当社も創業60年を超えたこともあり、社内の若返りを進めている。若手社員も昨年4人採用し、今年も2~3人採用を予定しているが、こうしたことを通じて社内の活性化を図っていきたい。