今年も市場は堅調で、国内では金融緩和が継続している限り投資も続くだろう。オリンピックに向けた需要もそうだが、インバウンド消費の拡大で、小売り・ホテルなどへの投資も堅調だ。来春に政府が予定している消費税増税の駆け込み需要もあるだろう。
製品別には電気自動車(EV)充電設備にも期待している。昨年のCOP21により、CO2削減目標が決定した。VWのディーゼルエンジン不正問題もあり、各メーカーがEVを含めた環境対応車にシフトし、世界中で動きがあるはずだ。当社は長距離フェリー向けEV充電設備なども納入しており、さらなる伸びを期待している。電力自由化による、スマートメーターの普及も追い風だ。電力会社仕様のメーターボックスも開発が進んでおり、業績向上にプラスになる。
自社の設備投資も継続する。板金工程や塗装工程、シール・ガスケット工程には自動化装置やロボットを積極的に導入し、内製化による短納期対応とコストダウン、品質向上を進めていく。
今年も企業テーマである「創造的変化」を大切にし、さまざまな変革を進め、「より豊かな社会の実現に寄与すること」を使命として、エネルギーマネジメント技術を培い、より良い製品を提供すべく努力を重ねていく。