昨年は、当社の主力事業であるフットスイッチをはじめ、マットスイッチなどの安全対策製品も、相次いで新製品を投入した1年だった。その効果が昨年末から今年にかけて表れ始めていると感じている。昨年4月に新体制に移行し50年以上培ってきた「オジデン」ブランドを進化させるよう、引き続き積極的な施策を講じる。
例えば、昨年はフットスイッチ業界で初めてグッドデザイン賞を受賞した「フットスイッチ GSシリーズ」を開発した。今年は売り上げ拡大にも大きく寄与するものと期待している。
その「GSシリーズ」は昨年、展示会「MEDIX」や「SCF2015」などでも紹介し、高い注目を集めた。医療機器を中心に多種多様なニーズに対応できるよう、ジョイント可能なペダル連結仕様や、大きな表示銘板スペース、別体ネームプレート、組み込み可能なLEDインジケータなどを搭載、また保護カバーなどオプション品も豊富に展開していく。シンプルなデザイン、防水性、耐薬品性といった基本性能はもちろん、「操作音」「感触」「軽さ」「清潔感」「親しみやすさ」などを武器に、EU圏をはじめとしたグローバル展開を積極的に進めていきたい。Bluetoothなどによる無線通信タイプ、USBタイプも開発を進めており、医療機器メーカーを中心に積極的に紹介していく。
他にも、表面にさまざまな画像や文字などが印刷できるTPマットスイッチやテープスイッチ、バンバースイッチなども各業界別に適した製品の提案を進め、顧客の安全対策に寄与していく。
今年も良い部分を残しながら時代の変化に対応していく。また「安全・安心」を提供することで会社も成長し、社会貢献にもつなげていきたい。