今期は仕切り直しの年として、前期のマイナスを取り戻すとともに、17年度以降50億円の売り上げ突破への飛躍に向けた準備の年と位置づけている。そうした一環として、現在の商品管理センターを建て直し、新本社ビルの建設を進めている。
今年3月には現本社ビルの約2倍の広さのビルが竣工する。新本社ビルには本社機能、商品管理センターに加え、東京支店と八王子支店、横浜支店を統合する形で「東日本支社」を設置する。
モバイル機器の活用で営業も自宅から直接顧客へ訪問するスタイルに変化してきており、これを機にさらに営業力を強めたい。注力商品も、コネクタの主力であるMC、ストーブリなどに加え、スイッチのシュレーゲルなどを中心に、展示会や訪問活動で積極的にアピールしていく。また、安全機器のオヒナーも日本での販売代理店としてサポートしていく。
輸入製品を取り巻く環境も、ここにきて大きく変わりつつある。海外メーカーが日本法人を設立する動きが強まるなかで、当社では商品だけでなく、営業社員が介在することによるビフォアやアフター含めたワンストップでのソリューション提供体制がますます重要であると考え、社員の教育を強化している。
同時に、会社からのメッセージ発信力も高めることで顧客との絆を強め、信頼し継続して使っていただけるような取り組みを進めていきたい。こうした施策を起爆剤にして、成長軌道を築いていく方針である。