国内経済は、為替の円安で輸出関連企業の利益が増加し、東京オリンピック開催に伴う設備投資や、安倍政権による成長戦略でデフレからの脱却などが進み、昨年同様、期待の持てる年になると思う。
2015年11月期は、主力顧客からの設備機械のメンテナンス販売などが活発であったことから売り上げ目標を超えることができた。今年度もQCD(品質・コスト・納期)を基本に、2桁の売り上げ増を見込んでスタートしている。
今年も、トラッククレーンや高所作業車両向けの需要で引き続き販売増が見込める。また、港湾設備のクレーン関係も輸出の増加で引き合いが活発になっており期待しているほか、鉄鋼関係も設備の更新時期に来ていることから積極的にアプローチしていきたい。
昨年12月のSCFに「信頼性・安全性・技術力・未来」をテーマに出展し、さらなる安全操作機能を持たせたコントローラや非接触ポテンショメータのコントローラなどを展示し、好評を得た。新しい商品価値製品として販売を推進していく。
さらに、ホームページも昨年4月にリニューアルしたが、外部への情報発信に向けて、WEBサイトの拡充などについても今後、積極的に投資していく。
すべての機械操作で環境改善を目的に、ハイブリッド化や「油圧から電気に」への取り組みが進んでいる。
当社もQCDと「メード・イン・ジャパン」を基本に、過去にとらわれない自由な発想で新製品の開発を進めるとともに、決断の早い経営に重点を置きながら、筋肉質の堅実経営を貫き、顧客満足度向上に向けて取り組んでいきたい。