今年は新しい活動を継続しながら、この動きを具現化する年にするため、スローガンを「成果をかたちに」とした。生産性向上、顧客満足度アップなどをはかり、最終的には売り上げ拡大につなげていきたい。
製品としては、柔軟な対応を評価いただいている搬送システム、昨年発売した長さ10メートルまで対応できる「長尺・高速搬送シャトル」、簡単に現場のIoT化が実現できる簡易メール通報装置「れんら君」に今年も期待している。
特に「IoT」というキーワードを頻繁に耳にするが、実際に取り組むとなると、現場の信号をどのように伝えるかが大きな課題となる。いきなり大規模に投資するのではなく、少しずつ始めて効果を確認したいという声や、生産設備に手を加えるリスクを取りたくないという声も多く聞く。「れんら君」は「簡単IoT」がコンセプトで、既存の設備に後付けで簡単に設置できる仕様にしている。接点信号やアナログ信号はもちろん、オプションと組み合わせ、音や光といった情報をもとに、携帯にメールで設備や環境の変化をお知らせできる。アナログ対応タイプはデータをCSVで記録して、ファイル添付まで可能だ。
今年もこれらのラインアップを充実し、アプリケーションを増やし、IoT化をはじめとした現場の効率アップに貢献したい。