今年はそれらを活用したソリューションを実際に顧客にお届けする1年になる。「SATO Online Services(SOS)」対応の卓上プリンタ「CL4NXシリーズ」には特に期待している。SOSは、ネットワーク経由でプリンタの状況をリアルタイムに、適切なサポートを提供できるサービスで「お客さまの運用を止めない」をコンセプトにしている。オフラインで利用している場合でもQRコードなどをプリンタディスプレイに表示してサポート担当者と状況を共有、速やかな復旧をサポートできる。同時に従来のヘルプデスクの質・量の強化にも取り組み、いつでもお客さまのそばにいる安心感を提供していく。
また、製造現場では当社だけで解決できない課題が日々発生している。そのため昨年、営業部の中に「サプライ戦略企画部」を設置、自前主義にこだわらずお客さまの課題解決を最優先し、パートナー企業と連携してサプライソリューション提案できる体制を強化した。
また、ラベル印字から貼り付ける機構まで持った「タフアーム」など、周辺ロボットやマテハンを含めた総合エンジニアリング提案も昨年以上に強化する。当社には「失敗した人もチャレンジした人とみなし評価する、失敗なくしては成功もない」という文化がある。今年も新しい事業・サービスに挑戦し顧客への価値提供を積極的に行う。
製造業のIoT化には実際の「モノ」に情報をひも付けする物理的な現場作業が必要で、われわれの現場力を最大限に生かし、この仮想(IT)と現実(モノ)をつなぐ「最後の1cm」をしっかりと担い、顧客のスマートファクトリー実現に寄与したい。