そのかいあってPLMは6年でライセンス売り上げが4倍になり、売上比率もCAD6割に対しPLM4割まで来た。この1~2年はCADのお客さまではない企業がエンタープライズPLMとしてWindchillを選ぶ例も増えている。エンタープライズ系でデータ共有には成功した。今度は設計と生産の連携、サービスBOMの管理にもPLMを広げていく。また最近は中堅や中小企業からもPLMの問い合わせが増えている。低コストで誰でも使えるレベルでPLMを提供するにはクラウドは必須。2016年には中堅・中小企業向けのPLMとクラウドサービスを検討している。
日本ではスマートファクトリーが立ち上がりつつあり、IoTが進んでいる。PLMの価値を高めた今、次の目標はIoTによりお客さまのビジネスに変革をもたらすこと。
IoTプラットフォームの「ThingWorx」、ARプラットフォーム「Vuforia」など、強みを持ったIoTツールがそろった。ThingWorxはGEのブリリアントファクトリーを支えるプラットフォームとして採用され、製造業から引き合いが増えている。Vuforiaも業務支援など産業向けARアプリケーション開発へ外販を進めていく。
これまでCADやPLMなど時代に合わせて、会社のイメージを変化させてきた。IoTといえばPTCと言われるようチャレンジを続けていく。