新しい物流システムの提案に取り組んでいるGROUND(東京都江東区青海2-7-4、TEL03-6457-1650、宮田啓友社長)は、インドのロボットベンチャー企業、グレイオレンジ社と資本業務提携を、アビームコンサルティングと戦略的業務提携を行い、「インテリジェント・ロジスティックス」を本格的に展開する。
物流という領域に、ロボットやAI(人工知能)のテクノロジーをハイブリッド化させた新たな概念の物流システムを目指している。
グレイの自動ロボットとアビームの人やロボットの動きをマネジメントするシステムを組み合わせることで、IoT時代の物流システムの構築を実現する。グレイの自動ロボット保管システム(バトラー)と計量・仕分けシステム(ソーター)などで倉庫の運用コストを大幅に削減するとともに、アビームの全体物流システム設計・シミュレーション分析により、人とロボットをミックスし、物流システム全体の最適化による設備投資の適正化を図る。
E-コマース市場の急速な成長の中で、物流現場は生産年齢層の減少もあり人手不足による厳しい作業環境におかれている。GROUNDは、複雑化・高度化する物流オペレーションに対して、クラウド、ロボット、AIなど最先端のテクノロジーを駆使することで、多品種少量やロングテール(商品数の増大)でもスピーディーに配送するシステムの実現に取り組む。