IDECは、PLC「FC6A形」を昨年12月25日からグローバル発売し、多くの特徴で設計者の注目を集めている。
大きな特徴として「システムのIoT化が簡単にできる遠隔監視対応」「特殊車両やディーゼル発電機向けの多彩なアプリケーションを実現するCAN
J1939対応」「コンフィグレーションエディタによる開発工数削減」の三つが挙げられる。
遠隔監視については、HMIモジュールを用いることで、PLC内に格納された現在値や設定された目標値の確認、変更を実現。また、遠隔地から汎用のWEBブラウザを用い、システムの状態を確認することもでき、パスワード機能も装備している。また、メール送信機能も搭載。設定した送信先に対し、メッセージと組み合わせ、内部メモリの値を送信できる。コンフィグレーションエディタにより増設モジュール設定機能や、I/Oモニタによりシステム全体の状態も一目で分かる。
また、ディーゼルエンジンの電子制御で標準化されている「CAN J1939」通信プロトコルに対応したCPUモジュールをラインアップ。
他にもPIDモニタ機能の装備、着脱可能なコネクタの採用、DC12V電源タイプのラインアップなど使い勝手を考えた仕様にしている。プログラムサイズは最大8万ステップ相当、I/O点数は520点まで増設可能。