河村電器産業(愛知県瀬戸市暁町3-86、TEL0561-86-8111、水野一隆社長)は、電気火災に対して有効な手段とされている「感震ブレーカ」と避雷器をこのほど、千葉県市川市の「葛飾八幡宮」に寄贈した。
近年、大規模地震発生時において電気が原因となって起こる「電気火災」が問題となっている。
感震ブレーカは、一定以上の強さの地震が発生した時に、電気の供給を自動的に遮断することで、電気が原因となる出火を防止できる。
同八幡宮では、普段は人が入らない神輿庫(しんよこ)に価値の高いみこしが保管されており、震災時に電気火災を防ぐ同製品で日本の貴重な文化財を守り、未来に残していくために、寄贈されることになった。
また、国の天然記念物に指定されている推定樹齢1200年の千本公孫樹(せんぼんいちょう)が境内にあるため、木に雷が落ちた際の誘導雷で神輿庫が被災しないよう、避雷器も一緒に設置された。