ジック(東京都中野区本町1-32-2、TEL03-5309-2112、松下実社長)は、本社の新フロアに「ビジョン・ソリューション・センター」を開設することになり、取引先関係者など約50人を招待して披露パーティーを8日開催した。
ビジョン・ソリューション・センターは、同社が得意とする画像認識技術を使った、検出・検査や監視などのアプリケーションを実際に稼働させながら、確かめられるようにしている。ユーザーが試験用に実機を使って動かすことにも利用できる。さらに、自動認識機器や安全対策機器など、同社の幅広い製品群のデモも可能。
披露パーティーで、同社ドイツ本社エギュゼクティブボートメンバーのラインハルト・ベーズル氏は「ジックグループ全体の2015年度売り上げは、前年度比15%増の高い伸びとすることができた。16年度も幸先の良いスタートが切れており、この勢いが今後も続くことを確信している。日本法人もこの6年間で売り上げが2倍以上になり、15年度は23%増加した。これも顧客、従業員の皆さんのおかげである。ここ数年は日本法人にとって重要なビジネスチャンスが広がっている。20年の東京オリンピックを控え、東京および全国のインフラ拡充や新設投資、ますます成長が見込まれる自動車産業や機械生産、物流システムなど、明るい話題が多い。ビジョン・ソリューション・センターは今後の戦略の礎であり、最新技術のショーケースとして、皆さんのご要望にお応えする場として活用していただきたい。また、日独の良いところを最大限活用できる場として、日本の顧客の付加価値向上につながり、当社社員にも魅力ある会社になることを期待したい」とあいさつした。
その後、松下社長からビジョン・ソリューション・センターの概要が紹介され、内部を見学した。また、ベーズル氏、松下社長、デーヴィット・ダンカン同社取締役で鏡開きを行い、竣工を祝った。